乳歯が生え始めたら、少しずつ歯磨きの習慣をつけていきましょう。
乳歯は永久歯に生え変わりますが、乳歯が虫歯になってしまうと、下に控えている
永久歯にも影響しますので、その時期にあった歯磨きをしてお子様を虫歯から守り
ましょう!
●生え始め~1歳
乳歯が生え始めたら、まずガーゼなどでやさしく拭いてあげるようにして、お口
の中を触ることに慣らしていきます。慣れてきたら、乳児用の歯ブラシでやさし
くこするようにしていきます。
●2歳~3歳
乳歯が生え揃う頃です。自分で磨く練習を始めて、歯磨きが気持ちよく楽しいも
のだと感じられるようにしましょう。仕上げ磨きを嫌がるようになるかもしれま
せんが、必ずするようにして磨き残しがないようにしましょう。
上唇の裏に小帯と呼ばれる筋があります。そこに歯ブラシが当たると痛みを感じ
るので、上唇をめくって当たらないように磨きましょう。
上下の奥歯が生えてきます。奥歯は汚れがたまりやすく、磨きにくいところでも
あるので、できるだけ歯ブラシを細かく動かして磨き残しを防ぎましょう。
乳歯が生えそろってくると、大人と同じ食事になってきます。おやつを食べる習
慣ができてきますが、砂糖や炭水化物など甘いものを食べすぎると、歯が溶けて
ボロボロになってしまいます。しっかり歯磨きをして虫歯に強い歯にしていきま
しょう。
●4~6歳
4~5歳は、乳歯が生え揃い久歯へ生えかわる準備をしている状態です。そして
6歳前後から永久歯への生えかわりが始まります。
生えたばかりの永久歯は、まだ柔らかく虫歯になりやすいので、正しい歯磨きで
虫歯を防ぎましょう。
自分で磨くことも多くなるので、永久歯と奥歯は特に念入りに磨くように教え
てあげましょう。
6歳臼歯は、一番奥に生えてくるので生え始めがわかりにくかったり、汚れがた
まりやすいので、必ず仕上げ磨きをするようにしてください。
フッ素入りの歯磨き粉を使うなどして、虫歯に強い歯磨きをしていきましょう。
定期的な歯科健診を受けて、お子様の歯の状態を知り、正しい歯磨きの仕方を
知ることも大切です。お気軽にご相談ください。