毎日歯磨きをしているのに、虫歯になってしまうことがあります。
なぜかというと、歯垢（プラーク）が取り切れていない、磨き残しがあるからです。
正しく歯磨きをして、歯垢をしっかり取り除くことがとても大切です。
●毛先磨きが基本
歯磨きの基本は、毛先で磨くことです。そして必ず歯に対して毛先を直角に当てます。
歯には丸みがあるので、丸みに合わせて歯ブラシを直角に当て小刻みに動かします。
●スクラッビング法
歯と歯肉の表面、裏側の磨き方です。
歯ブラシを直角に当て、左右に小刻みに動かします。大きく動かすと毛先が寝てしま
うので、毛先を立てたまま細かく動かします。必ず毛先を使うようにしましょう。
力を入れず、歯ブラシの持ち方を変えながら磨きます。
前歯の裏側は歯ブラシを縦に入れて、１本ずつ磨きましょう。
奥歯も直角に当てて、しっかり磨きましょう。
●バス法
歯と歯茎の間の磨き方です。
歯の付け根に対して45度の角度で歯ブラシを当て、小刻みに磨きます。
歯と歯茎の溝（歯周ポケット）には、歯垢や歯石が溜りやすく、歯周病や歯肉炎の
原因になります。しっかり磨いて歯周病を予防しましょう！
●フォンズ法
歯の表面を磨くのに適しています。
歯を噛んだ状態で、歯ブラシを直角に当て、円を描くように小刻みに動かしながら
上下の歯を磨きます。上下いっぺんに磨くことができ、ステイン除去にも効果があ
りますが、歯と歯の間や歯茎の溝などは磨けないので、バス法で磨きましょう。
●夜は丁寧に
毎食後歯を磨くことはよいですが、毎回時間をかけて丁寧に磨くのは大変です。短
時間で何度も磨くよりも、1日1回丁寧に磨く方が効果的と言われることもあります。
寝る前に丁寧に磨き、一日の磨き残しがないようにするのがいいでしょう。
正しい歯磨きで、磨き残しを無くし、虫歯や歯周病にならないようにしましょう！