“フロスか死か!(Floss or Die!)”。最近、歯科医師の間で流行語のように呼びあっている言葉です。“歯ブラシやデンタルフロスをきちんと使い、お口のなかを健康に保って長生きしますか?それとも、なまけて病気にかかって早く死にますか?”という意味です。
「歯ミガキをなまけて歯周病になるのはわかるけど、まさか死にはしないでしょう?」と思われるでしょうが、実は、歯周病が心臓病や動脈硬化、肺炎などの全身の病気の発症や糖尿病のコントロールへの悪影響、そして早産や低体重児出産(きちんと生まれても体重が軽い子ども)の原因と関係があることがわかってきたのです。これは、歯周病の原因菌が気道や血液を介して肺や全身に運ばれるためとも考えられています。
したがって、歯周病は単に口のなかだけの病気ではなく、全身の健康と大きくかかわる病気でもあるのです。歯周病を予防し、もしかかっても早期発見・早期治療でなおすことが、全身の健康管理のためにもたいへん重要です。 |